『無人島でエルフと共同生活』レビュー(新文芸)

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『マインクラフト』大型アプデ「銅の時代」発表で話題になっていますね。サバイバル要素がさらに充実しそうで、無人島生活のような体験がより楽しめそうです。

さて、無人島といえば最近読んだ『無人島でエルフと共同生活』が予想以上に面白くて、思わず2巻まで一気読みしてしまいました。

警戒し合いながらも、生きるために仕方なく協力する大人のエルフヒロイン。現代日本の無人島にダンジョンが出現するという独特な設定。政府との駆け引きまで絡む複雑な世界観。

8/10の評価をつけたくなる魅力がこの作品にはあります。なぜそこまで評価するのか、詳しくレビューしていきましょう。

おすすめ度

8/10(かなり面白い!)

ヒロインが魅力的

大人向けも多い新文芸作品というだけあって、ヒロインが大人であり好感が持てます。

お互いに警戒し合ったまま、それでも必要だから仕方なく協調・協力し合って共同生活を始める感じもいいと思います。

騙しだまされ、命が軽いファンタジーのような世界から転移してきたヒロインであり、それでいて人に迫害を受けてきたエルフでもあります。

そのような世界の住人にも関わらず、即座に主人公を信用してしまうラノベ・新文芸が少なくありませんので、そういった点でも魅力を感じます。

現代ダンジョン×GATEのような世界観が素晴らしい!

世界観的に言えば、最近増えてきたので珍しくはありません。

魔法が存在するファンタジーの世界から現代の日本に転移してきた、うつくしいエルフ。

それにプラスして、現代日本にダンジョンが生まれるという世界観です。

他のダンジョン物と異なるのは、ダンジョンが発生した場所が主人公の土地である無人島であるという点。

これにより、他の現代ダンジョン×現代転移作品ときっちり差別化できており、珍しさと新しさを感じられます。

政府とのやり取りなんかはそれこそGATEに少し似た要素となっており、先が気になる展開に仕上がっています。

主人公にだけ少し不満

『無人島でエルフと共同生活』の最新刊2巻まで一気に読んでいること、さらに言えば3巻が気になっていること、そしてなによりおすすめ度8/10の評価をしている点からも、かなり面白い作品だとはっきり言えます。

ですが主人公にだけ少し不満があります。褒めてばかりでは説得力に欠けますので、悪く感じた部分も正直に書いていきたいと思います。

話しは変わりますが、頭の悪いキャラが一人いると、キャラが会話として説明できるので便利ですよね?

「なんで?」って誰かが聞けば、それを理解するほかのキャラが説明することになるからです。

一方で、頭のいいキャラしかいないとキャラによる説明が不要になるので、地の文で説明する必要があるので、地の文が説明臭くなるという欠点を抱えます。

つまり頭の悪いキャラがいたほうが便利なわけですが、登場人物が少なくて主人公とヒロインしかいないような場合には、主人公またはヒロインにその役割を持たせるか、説明くさくなるという欠点を受け入れ、地の文で説明するのか、選択が必要になります。

で、見出しについての議題へと戻るわけですが、その役割を主人公に持たせてる感じがあるのです。

別にいいのです。主人公が馬鹿なキャラだって。だけど『無人島でエルフと共同生活』の主人公は明らかに優秀なキャラなんです。

ちょっと違和感あるなと。本当にそこだけ! それ以外は完璧と言っても過言ではないほど、ほんとうに面白い作品だと思いました!

総合評価

主人公所有の無人島とエルフとの同居生活。政府との関係やダンジョンの脅威、さらには一般人のエルフに対する視線と関係。

さまざまな思惑が絡み合う、本当に面白い作品に仕上がっています。

現代ダンジョンが好きな人、現代転移が好きな人。次に何を読むのか悩んでいるのであれば、『無人島でエルフと共同生活』はかなりおススメできる新文芸作品です。

『無人島でエルフと共同生活』は、ありがちな「即座に信頼し合う」展開ではなく、警戒しながらも必要に迫られて協力する大人のエルフヒロインが魅力的な作品です。

無人島という閉鎖空間でのダンジョン発生という独自設定により、他の現代ダンジョン物とは一線を画しています。政府との駆け引きやGATE風の要素も含め、先の展開が気になって仕方ありません。

主人公の描写に若干の違和感はあるものの、それを差し引いても8/10の高評価をつけたくなる面白さです。2巻まで一気読みしてしまい、3巻の発売が待ち遠しいほど。

現代ダンジョンや異世界転移物が好きな方、質の高い新文芸作品を求めている方には自信を持っておすすめできます。まずは1巻から手に取ってみてください。きっとその魅力に引き込まれるはずです。

投稿者プロフィール

宝居すい黒の電子
テレビ、PC、モニター、キーボード、マウス、スマホ、ゲーム機などの黒物家電が好きすぎて、あほみたいに詳し過ぎる黒物家電馬鹿、すいと申します。

〇このブログを始めたきっかけ

このブログを始めたきっかけは、最新技術が大好きだからです。

特に、テレビがナノデバイス化したときは本当に心が躍りました。

最近はやりの「量子ドット」のことです。

現在どころか、未来のナノデバイスの知識まで豊富なほど黒物家電の最新技術が大好き。

調べて知ることが趣味となっており、それらを書き留めておく意味合いもあって始めました。 


〇黒物家電の詳しさについて

例えば、DisplayHDR規格の色深度や色域、コントラスト比。

HDMIの最大データレート。

スピーカーのドライバーユニット、振動板の素材、S / N比、THD+N等、専門的な知識がたっぷりございます。


〇好きなゲーム

ニーア オートマタ、FF15、ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド、ティアーズ オブ ザ キングダム、Ghost of Tsushima、SEKIRO: SHADOWS DIE TWICEです。

FF15に関しては賛否あり、確かに欠点が少なくございませんが、かなり挑戦的だった点、戦闘、途中までのストーリー、アーデン、アラネア、イリス、ゲンティアナなど一部のキャラクターが好きでした。


〇好きなラノベの好きなキャラ

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

ベル、フィン・ディムナ、ティオナ・ヒリュテ、シル・フローヴァ、リュー・リオン、ヘスティア


田中〜年齢イコール彼女いない歴の魔法使い〜

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精霊幻想記

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