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キーボードのスペック表に記載されている「キーストローク」という言葉。普段何気なく使っているキーボードですが、このキーストロークという要素が打ち心地や入力速度に大きく影響しています。
キーストロークとは、大きく分けて2つの意味で使われる用語です。1つ目はキーボードのキーを押す動作そのもの(打鍵)を指し、2つ目はキーを押したときにキーが沈み込む深さを指します。キーボードを選ぶ際には、特に2つ目の「キーの沈み込む深さ」としてのキーストロークを理解しておくことが重要です。
キーストロークの2つの意味
1. キーを押す動作(打鍵)
1つ目の意味は、キーボードのキーをポチポチと押す動作そのものを指します。日本語では「打鍵」と表現されることもあります。たとえば「キーストロークダイナミクス」といった場合、個人ごとに異なるキーの押し方のパターンを指し、個人認証技術などに応用されています。
2. キーの沈み込む深さ
2つ目の意味が、キーボード選びで特に重要な「キーを押したときに沈み込む深さ」です。キーをぽちっと押すと、キーが下に向かって沈み込みます。離すと元の高さに戻ります。この沈み込む深さのことを「キーストローク」と呼びます。
キーストロークが深い状態を「キーストロークが深い」、浅い状態を「キーストロークが浅い」と表現します。
キーストロークの標準的な数値
キーストロークの深さは、キーボードのタイプによって異なります。
デスクトップパソコン用キーボード
一般的なデスクトップパソコン用キーボードのキーストロークは3〜4mmが標準です。製品によっては2〜5mmの範囲のものもあります。
ノートパソコンのキーボード
ノートパソコンのキーボードは薄型設計のため、キーストロークは1〜3mm程度と浅めです。極端に薄いモデルでは1mm前後のものも存在します。
キーストロークの深さによる影響
キーストロークの深さは、タイピング時の使用感に大きく影響します。
キーストロークが深い場合
メリット:
- しっかりと押した感覚が得られる
- 誤入力が起こりにくい
- 確実に入力できているという安心感がある
デメリット:
- キーを深く押し込む必要があるため、素早い入力には向かない
- 長時間のタイピングで指や手首に疲労が溜まりやすい
キーストロークが浅い場合
メリット:
- 素早く入力できる
- 軽いタッチで操作可能
- 長時間の使用でも疲れにくい
デメリット:
- 誤入力のリスクが高まる
- 打鍵感が薄く、きちんと押せているか不安を感じることがある
- 押している実感が得られにくい
どちらが最適かは個人の好みや用途によって異なります。たとえば、正確性を重視する文書作成なら深めのキーストローク、高速入力が必要な場合は浅めのキーストロークが向いています。
キーボードタイプ別の特徴
キーボードの構造によっても、キーストロークの特性は変わります。
メンブレン方式
最も一般的なキーボードタイプです。ラバードームと呼ばれるゴム状の部品の復元力でキーが戻る仕組みです。キーを底まで押し込む必要があるため、キーストロークの深さが打鍵感に直結します。価格が安く種類が豊富なのが特徴です。
パンタグラフ方式
ノートパソコンなどの薄型キーボードに多く採用されています。X字形の支持構造(パンタグラフ)により、短いストロークでも安定した入力が可能です。キーストロークは浅めですが、キー全体をカバーする構造のため、キーの中央以外を押しても安定して入力できます。
メカニカル方式
各キーに独立したスイッチ(軸)を備えたキーボードです。軸の種類によって特性が大きく異なります。多くのメカニカルキーボードは、キーを底まで押し込まなくても途中で入力が認識される設計になっています。そのため、キーストロークの深さに加えて、アクチュエーションポイント(入力が反応する位置)も重要な要素となります。
静電容量無接点方式
物理的な接触がないため、摩耗が少なく耐久性に優れています。軽いタッチでキー入力が可能で、高速タイピングに適しています。高級キーボードに多く採用されていますが、価格は高めです。
ゲーミングキーボードにおけるキーストローク
ゲーミングキーボードでは、キーストロークが競技性能に直結するため、特に重要視されています。
メカニカルスイッチの軸による違い
ゲーミングキーボードで人気のメカニカルスイッチは、軸の色によって特性が異なります。
赤軸: 滑らかで軽い打鍵感。反発力が弱めで、長時間プレイでも疲れにくい。
青軸: カチカチとしたクリック感。しっかりした感触で、入力ミスを抑えたい方向け。
茶軸: 赤軸と青軸の中間的な特性。バランスの取れた打鍵感で初心者におすすめ。
銀軸(スピードシルバー): 一般的なメカニカルキーボードよりもキーストロークが浅く、アクチュエーションポイントも浅い設計。高速なタイピングが可能で、FPSやTPSなど素早い操作が求められるゲームに最適です。
薄型ゲーミングキーボードのトレンド
最近では、キーストロークが2〜3mm程度の薄型ゲーミングキーボードも人気です。キーを素早く押下でき、次のキー入力に迅速に移行できるため、反応速度が向上します。製品によっては、5000万回〜7000万回のキーストローク寿命テストをクリアしており、長期間の使用にも耐える耐久性を備えています。
キーボード選びのポイント
キーストロークを考慮してキーボードを選ぶ際のポイントをまとめます。
用途で選ぶ:
- 文書作成や正確性重視: 3〜4mmの標準的なキーストローク
- 高速入力やゲーム: 2〜3mmの浅めのキーストローク
- プログラミング: 個人の好みによるが、3〜4mmが一般的
体への負担を考慮: キーストロークが浅すぎると打鍵感が得られず、かえって手に負担がかかることがあります。自分に合わないキーボードで長時間作業を行うと、腱鞘炎のリスクも高まります。
実際に試す: 可能であれば、家電量販店などで実際にキーボードを触ってみることをおすすめします。スペック表の数値だけでは分からない打鍵感や使用感を確認できます。
キーピッチも忘れずに: キーストロークと合わせて、キーピッチ(隣り合うキーの中心から中心までの距離)もチェックしましょう。一般的には19mmが標準サイズです。
まとめ
キーストロークは、キーボードの使用感を大きく左右する重要な要素です。深さによって打鍵感、入力速度、疲労感が変わるため、自分の用途や好みに合ったキーストロークのキーボードを選ぶことが大切です。
デスクトップ用なら3〜4mm、ノートパソコンなら1〜3mm、ゲーミング用途で高速入力を求めるなら2〜3mmの薄型モデルを検討してみてください。最適なキーストロークは人によって異なるため、複数のタイプを試してみることをおすすめします。
キーボード選びの際は、キーストロークの深さだけでなく、キーボードの構造(メンブレン、パンタグラフ、メカニカルなど)やキーピッチなども総合的に判断し、長時間快適に使えるものを選びましょう。
投稿者プロフィール

- 黒物家電マニア×ゲーマー
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はじめまして、すいと申します。
テレビ、PC、モニター、キーボード、マウス、スマホ、ゲーム機…
黒物家電が好きすぎて、「あほみたいに詳しすぎる」とよく言われます。
── 「感動を伝えたい」
このブログを始めたきっかけは、18歳の時の出会いです。
お菓子工場でバイトしていた頃、仲良くなったおじさんに誘われて家に遊びに行きました。
そこには、スピーカー、アンプ、サラウンドサウンドで作られた「音響の部屋」がありました。
映画館なんて目じゃないほどの感動。
その時の衝撃が、今も忘れられません。
「いい製品は、こんな感動を与えてくれるんだ」
このブログを通じて、あの時の感動を、誰かに伝えたい。
それがすべての原点です。
──このブログについて
「技術的に正しくて、実際に役立つ情報」を発信してます。
量子ドットの発色原理、HDMIの帯域幅、スピーカーのS/N比…
マニアックな知識を、初心者にも分かりやすく。
実際に使った製品のレビュー、ゲーム攻略、失敗談も包み隠さず書いてます。
ブログ歴は10年以上。長く続けてこられたのは、「誰かの感動に繋がる」と信じているから。
──黒物家電への深すぎる愛
完全に理系人間です。物理、化学、数学が好きすぎて、〇大の問題を解くのが好きだったほど。
特にナノテクノロジーに心が躍ります。
量子ドット技術に出会った時の感動は、今も忘れられません。
ナノ粒子サイズで発光波長を制御できる美しさ。LGのNanocell技術を知った瞬間、心が震えました。
遺伝子改変、GPU、ナノデバイス…未来のナノ技術の本を読み漁る日々。
関連する小説まで書いたことがあるほど、ナノの世界に魅了されてます。
──専門知識(たっぷりあります)
- DisplayHDR規格:色深度、色域、コントラスト比
- HDMI:最大データレート、バージョン別の違い
- スピーカー:ドライバーユニット、振動板の素材、S/N比、THD+N
「普通の人が知らない技術的な話」を、分かりやすく解説するのがこのブログのテーマです。
──音へのこだわり
技術への愛の中でも、特に音へのこだわりは強いです。
SteelSeries Arctis Nova Proに出会った時、「これだ!」と思いました。
GameDACに搭載されたESS製ハイクオリティDAC。
SNR 111dBという、ゲーミングデバイスの性能を著しくオーバーするクリアなサウンド。
北欧デザインのシンプルな美しさ。
すべてが完璧でした。
──忘れられない感動体験
FPSゲームでキャラクターが背負うバックパックのチャーム。
その音が、後ろから聞こえた瞬間。
ノイズが少ないと、こんな些細な音まで聞こえるんだ。
開発者のこだわりが、音で伝わってくる。
ニーアオートマタでは、ヨルハ部隊の3人の女性が会話する目の前を通り過ぎた時。
誰が話しているのか、声の方向でしっかり感じられた。
この感動を、誰かにも味わってほしい。
──好きなゲーム(RPG/アドベンチャー/しにゲー)
くにおくんのドッジボールのようなレトロゲーも好きですが、なにより、ニーアオートマタに魅了されました。
ニーア オートマタ、FF15、ゼルダBotW/TotK、Ghost of Tsushima、SEKIRO
FF15は賛否ありますが、挑戦的な試み、戦闘システム、アーデン・アラネア・イリス・ゲンティアナといったキャラクターが好きでした。
──RPG好きになった理由
実は子供の頃、家が貧しくてゲームを買えませんでした。
友達が持ってくるゲームソフトを、横で見てるだけ。
特にRPGは一緒にプレイできないので、所々見てるだけ。
友達が帰ると、ゲームも持ち帰ってしまう。
だからこそ、RPGに憧れたんだと思います。
──読書家でもあります
毎日欠かさず読書してます。
推理小説が大好き。シャーロック・ホームズは何度読んでも飽きない。
ラノベも毎晩、布団の中で読んでます。
理系だけど、文系的な楽しみも大切にしてます。
──好きなラノベのキャラクター
ダンまち
ベル、フィン、ティオナ、シル、リュー、ヘスティア
田中
タナカ、エディタ、ソフィア、ファーレン、ゾフィー、エステル
SAO
キリト、アリス、ユウキ、ユージオ、クライン
精霊幻想記
リオ、クリスティーナ、セリア、アリア、アイシア、サヨ、ギュスターヴ、浩太、リーゼロッテ、コゼット
キャラクターへの愛、語り出したら止まりません。
──推し(最推し)
声優:松岡禎丞さん
Vtuber:結城さくなさん、湊あくあさん
アーティスト:hydeさん
──この推しが好きだと言うには、今でもそれなりに勇気がいると思うんです
実際に、ちょちょいと鼻で笑われたこともあります。
それでも好きなものは好き。
そんな勇気を持つ人たちに、このブログを読んでほしい。
いい黒物家電に出会って、より作品に感動してほしい。
──失敗談も包み隠さず
ヤマハのサブウーファー、買って失敗しました。
重低音が想像以上に響く。壁が薄い家では、ボリュームをかなり絞らないといけない。
理解していたつもりでしたが、実体験でないとわからないことってありますよね。
こういう失敗談も、正直に書いていきます。
──ブログ名の由来
「ブラデバ」の由来は、ブラック×デバイス。
シンボルマークは、角と蝙蝠の羽が生えた黒猫の悪魔。
カッコ可愛くないですか? イラストレーターを使って私がデザインしました。
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好きなものを、好きなだけ、正直に書いていきます。
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その感動を、誰かに伝えたい。
それが、このブログのすべてです。
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