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以前、古いノートPCとゲームモニターをつなごうとして、途方に暮れたことがある。手元のPCにはD-Sub(VGA)端子しかなく、最新モニターはHDMIかDisplayPortのみ。変換アダプターを試したら表示できたものの、解像度がおかしくなって結局まともに使えなかった。あのとき「アナログ入力があるだけでどれだけ助かるか」を痛感した。
LG U411Bは、その悩みをシンプルに解決してくれそうなモニターだ。144HzのIPS液晶に、D-Sub 15pinのアナログ入力とHDMIの2系統を備える。2万円前後という価格帯で、テレワーク・動画・軽めのゲームをカバーする設計。27インチ(27U411B-B)と23.8インチ(24U411B-B)の2サイズ展開で、それぞれ発売が近づいている。
この記事では、スペックから読み取れる体験変化と、正直な懸念点の両方をお伝えする。黒物家電のパネル特性を軸に、「このモニターが向いている人・向いていない人」を整理したので、購入判断の参考にしてほしい。(ブラデバ)
発売概要と価格(執筆時点)

まず基本情報を整理する。
| 27U411B-B(27インチ) | 24U411B-B(23.8インチ) | |
| 発売時期 | 2026年7月上旬 | 2026年6月中旬 |
| 予想実売価格 | 22,000円前後 | 19,000円前後 |
| Amazon価格(執筆時点) | 21,890円 | 17,091円 |
| 楽天(ヤマダ電機)価格(執筆時点) | 18,800円 | 21,890円 |
楽天の価格を見て「あれ?」と思った方は鋭い。執筆時点では24インチの楽天価格が27インチより高くなっており、価格の逆転が起きている。ヤマダ電機楽天市場店の入力ミスの可能性が高いと推察しているが、真相は不明だ。購入前に必ず最新価格を確認することをおすすめする。
なお、HDMIケーブル(1.5m)は本体に付属している。別途購入しなくてよいのは地味に助かるポイント。
注目ポイント①|IPSパネルとsRGB 99%が2万円台の何を変えるか
フルHD(1920×1080)のIPS液晶という組み合わせ。この価格帯でIPSを選ぶ意味は何か。正直に説明する。
液晶パネルには大きく「IPS」「VA」「TN」の3種類がある。TNは応答速度が速い代わりに視野角が狭く、斜めから見ると色が変わる。VAはコントラストが高いが色の正確さで劣ることが多い。IPSは視野角が広く、どの角度から見ても色の変化が少ない。写真・映像を扱うプロが好む理由はここにある。
U411BはそこにsRGB 99%(標準値)のカバー率を加えている。sRGBはWindowsとウェブの標準色域。つまり、ブラウザで見るウェブサイトの色・Officeの資料・動画配信の映像が、ほぼ意図した通りの色で表示されることが期待できる。これが2万円以下のTNパネルとの実質的な違いだ。
さらにHDR10にも対応。NetflixやYouTubeのHDRコンテンツを再生すると、明るいシーンが潰れず、暗いシーンも細かく描写される。映画を週末に観る人には、この差がはっきり感じられるはずだ。
スペックから期待できる体験変化:テレワークで資料を作っていて「なんか画面の色が違和感あるな」と感じる機会が減りそう。ゲームの夜景シーンで「暗くてよく見えない」が解消されることも期待できる。
「パネルの違いをもっと詳しく知りたい人はこっちも」
注目ポイント②|144HzとVRR、ゲーム機能の実力は?
リフレッシュレート144Hzは、1秒間に144回画面を書き換えることを意味する。一般的なモニターの60Hzから乗り換えると、マウスカーソルの動きやウィンドウのスクロールがなめらかになり「PCが速くなったわけでもないのに、なんか動作がスムーズになった」と感じる人が多い。
ゲームでは、動きの速い敵の動きが視認しやすくなる。FPSで敵が画面の端に走り込んできたとき、60Hzだと残像でどこにいるか掴みにくいが、144Hzではより明確に追えるようになることが期待できる。
「AMD FreeSync テクノロジー」対応のVRR(可変リフレッシュレート)も搭載。ゲームのフレームレートがリフレッシュレートとズレたときに起きる画面のぶれ(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)を軽減する仕組みだ。AMDのGPUを使っているなら特に恩恵がある。
「1ms Motion Blur Reduction(MBR)」は、コマとコマの切り替えタイミングでバックライトをオフにして残像感を抑える機能。ただし、使用中はフリッカーが発生するため、ゲーム以外の用途ではオフにすることがLGも推奨している。常時使用には向かない点は把握しておきたい。
ひとつ注意点:D-Sub(アナログ)接続の場合はリフレッシュレートが75Hzどまりになる。144Hzを活かすにはHDMI接続が必要だ。古いPC本体と接続する場合は、まずHDMI端子の有無を確認してほしい。
正直な懸念点と発売後に確認したいポイント
このモニターを気に入っている一方で、スペックから見えてくる懸念点もある。発売前の正直な見解として共有する。
【懸念点】
- 27インチのフルHD:27インチ画面にフルHD(1920×1080)を表示すると、画素密度(PPI)は約82程度になる。文字がぼんやりして見える感覚を持つ人が一定数いる。特に細かい文字を扱う仕事や、MacのRetinaに慣れた人は違和感を覚えるかもしれない。23.8インチ(約92PPI)の方が引き締まって見えやすい
- スタンドの高さ調整(昇降)なし:チルト(前後角度)のみの調整で、高さは変えられない。長時間の作業では首・肩の疲労につながりやすいため、モニターアームの導入を検討する価値がある
- USBハブ機能なし:この価格帯では一般的だが、マウス・キーボードのレシーバー等を挿す場所として期待した人は注意
- スピーカーなし:音声はヘッドホン出力のみ。PCや別途スピーカーでの音声出力が必要
「解像度を上げたい人は、こちらのウルトラワイドも候補に」
【発売後に確認したいポイント】
- 輝度と黒浮きの実測値(HDR10の体感品質)
- VRR動作時のフレームレート下限(AMD FreeSync対応範囲)
- 実際の画素密度(27インチ)での長時間作業での疲労感
- MBR使用時の実際のフリッカー感
- スタンドのガタつき・安定性
24インチ vs 27インチ、どちらを選ぶ?
同じスペックで2サイズ展開。どちらが自分に合うかは、デスク環境と用途で決まる。
| 24U411B-B(23.8インチ) | 27U411B-B(27インチ) | |
| 向いている環境 | コンパクトなデスク、50〜70cm程度の視聴距離 | 広めのデスク、70〜90cm程度の余裕がある環境 |
| 文字の見え方 | PPIが高めでくっきり | PPIが低めで慣れが必要な人も |
| ゲームの没入感 | 標準的 | より没入感が出やすい |
| 価格(参考・Amazon執筆時点) | 17,091円 | 21,890円 |
迷ったときの判断基準:主な用途がテレワーク・ブラウジング中心なら24インチ。ゲームや映像視聴がメインで、デスクに余裕があるなら27インチ。どちらでも「2万円台でIPSと144Hzが手に入る」事実は変わらない。
購入前に楽天の最新価格を必ず確認してほしい。執筆時点での価格逆転は、ヤマダ電機楽天市場店の在庫管理の問題の可能性が高いが、発売後に価格が適正化されている可能性もある。
こんな人に向いている・向いていない
【向いている人】
- 古いPC(D-Sub端子のみ)と最新モニターをつなぎたい人。アナログ入力があるモニターはこの価格帯では貴重
- テレワーク中心で、サブモニターをつかって作業効率を上げたい人。2万円以下でIPS・広視野角が手に入るのはコスパが高い
- ゲームも仕事もこなす「兼用モニター」を探している人。144Hz・VRR対応でゲームの基礎性能を押さえつつ、日常作業も快適
【向いていない人】
- 4Kや2Kの高解像度を求める人。フルHDの解像度はブラウジングや動画視聴には十分だが、写真・動画の精緻な編集作業には物足りない場面がある
- モニターアームなしで長時間快適に使いたい人。高さ調整ができないため、首・肩への負担が気になる場合はスタンドに一工夫が必要
「解像度重視ならこっちを比較してみて」
FAQ
Q1. 古いPCのD-Sub端子しかない場合、このモニターに接続できますか?
A. はい、接続できます。LG U411BはD-Sub 15pin(アナログ)とHDMIの両方を搭載しています。ただしアナログ接続時のリフレッシュレートは75Hzになります。144Hzを使うにはHDMI接続が必要です。
Q2. PS4やPS5、Nintendo Switchはつながりますか?
A. HDMI接続で対応できます。PS5はフルHD 120Hzまで対応しているため、このモニターで動作することが期待できます(機種・ゲームタイトルにより異なる場合あり)。スピーカーはないため、音声は別途用意が必要です。VRRにも対応。
Q3. テレワークのサブモニターとして使えますか?
A. 用途として向いています。IPSパネル・広視野角・sRGB 99%により、Officeや資料作成の色再現が安定しています。ただし、高さ調整(昇降機能)がないため、長時間使用ではモニターアームの併用を検討してください。
Q4. 27インチと24インチ、どちらを選べばよいですか?
A. デスクの奥行きと視聴距離で決めるのがシンプルです。60〜70cm程度の近距離なら24インチの方が文字がくっきりします。70〜90cm以上確保できてゲーム・映像中心なら27インチで没入感が増します。
Q5. FreeSync対応とありますが、NVIDIA GPUでも使えますか?
A. FreeSync(AMD)対応ですが、NVIDIAの一部GPU・モデルではG-Sync Compatible として動作する場合があります。ただし正式認証は記載がなく、NVIDIA GPUでのVRR動作は発売後の実機確認をおすすめします。
Q6. MBR(Motion Blur Reduction)は常時使った方がいいですか?
A. 常時使用はおすすめしません。MBR使用中はバックライトが点滅するため、長時間の利用で目に負担がかかる場合があります。LG公式もゲーム以外の用途ではオフを推奨しています。FPS系ゲームのプレイ中だけオンにするのが一般的な使い方です。
まとめ
LG U411Bは、「2万円前後でIPSと144Hzが欲しい」「古いPCをアナログ接続したい」「仕事もゲームも1台でこなしたい」という3つのニーズが重なる人に向けた、素直な選択肢だ。
スペックから読み取れる結論は4点。
- IPSパネル+sRGB 99%で、テレワーク・映像視聴ともに色の正直さが担保される
- 144Hz・AMD FreeSync・MBRで、軽〜中程度のゲームまで十分カバーできる構成
- D-Sub(アナログ)とHDMIの2系統搭載で、古いPCからも接続できる点が価格帯での差別化になっている
- 27インチはフルHDの画素密度に慣れが必要なケースがある。文字仕事が中心なら24インチが無難
「待つ」「前モデルを使い続ける」も一つの正解。ただし今の環境でアナログ入力不足を感じているなら、発売後のタイミングで一度チェックしてみてほしい。
▼ 購入・価格確認はこちら(執筆時点の価格。変動する場合があります)
[Amazon] LG 24U411B-B(23.8インチ)
投稿者プロフィール

- 黒物家電マニア×ゲーマー
-
はじめまして、すいと申します。
テレビ、PC、モニター、キーボード、マウス、スマホ、ゲーム機…
黒物家電が好きすぎて、「あほみたいに詳しすぎる」とよく言われます。
── 「感動を伝えたい」
このブログを始めたきっかけは、18歳の時の出会いです。
お菓子工場でバイトしていた頃、仲良くなったおじさんに誘われて家に遊びに行きました。
そこには、スピーカー、アンプ、サラウンドサウンドで作られた「音響の部屋」がありました。
映画館なんて目じゃないほどの感動。
その時の衝撃が、今も忘れられません。
「いい製品は、こんな感動を与えてくれるんだ」
このブログを通じて、あの時の感動を、誰かに伝えたい。
それがすべての原点です。
──このブログについて
「技術的に正しくて、実際に役立つ情報」を発信してます。
量子ドットの発色原理、HDMIの帯域幅、スピーカーのS/N比…
マニアックな知識を、初心者にも分かりやすく。
実際に使った製品のレビュー、ゲーム攻略、失敗談も包み隠さず書いてます。
ブログ歴は10年以上。長く続けてこられたのは、「誰かの感動に繋がる」と信じているから。
──黒物家電への深すぎる愛
完全に理系人間です。物理、化学、数学が好きすぎて、〇大の問題を解くのが好きだったほど。
特にナノテクノロジーに心が躍ります。
量子ドット技術に出会った時の感動は、今も忘れられません。
ナノ粒子サイズで発光波長を制御できる美しさ。LGのNanocell技術を知った瞬間、心が震えました。
遺伝子改変、GPU、ナノデバイス…未来のナノ技術の本を読み漁る日々。
関連する小説まで書いたことがあるほど、ナノの世界に魅了されてます。
──専門知識(たっぷりあります)
- DisplayHDR規格:色深度、色域、コントラスト比
- HDMI:最大データレート、バージョン別の違い
- スピーカー:ドライバーユニット、振動板の素材、S/N比、THD+N
「普通の人が知らない技術的な話」を、分かりやすく解説するのがこのブログのテーマです。
──音へのこだわり
技術への愛の中でも、特に音へのこだわりは強いです。
SteelSeries Arctis Nova Proに出会った時、「これだ!」と思いました。
GameDACに搭載されたESS製ハイクオリティDAC。
SNR 111dBという、ゲーミングデバイスの性能を著しくオーバーするクリアなサウンド。
北欧デザインのシンプルな美しさ。
すべてが完璧でした。
──忘れられない感動体験
FPSゲームでキャラクターが背負うバックパックのチャーム。
その音が、後ろから聞こえた瞬間。
ノイズが少ないと、こんな些細な音まで聞こえるんだ。
開発者のこだわりが、音で伝わってくる。
ニーアオートマタでは、ヨルハ部隊の3人の女性が会話する目の前を通り過ぎた時。
誰が話しているのか、声の方向でしっかり感じられた。
この感動を、誰かにも味わってほしい。
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くにおくんのドッジボールのようなレトロゲーも好きですが、なにより、ニーアオートマタに魅了されました。
ニーア オートマタ、FF15、ゼルダBotW/TotK、Ghost of Tsushima、SEKIRO
FF15は賛否ありますが、挑戦的な試み、戦闘システム、アーデン・アラネア・イリス・ゲンティアナといったキャラクターが好きでした。
──RPG好きになった理由
実は子供の頃、家が貧しくてゲームを買えませんでした。
友達が持ってくるゲームソフトを、横で見てるだけ。
特にRPGは一緒にプレイできないので、所々見てるだけ。
友達が帰ると、ゲームも持ち帰ってしまう。
だからこそ、RPGに憧れたんだと思います。
──読書家でもあります
毎日欠かさず読書してます。
推理小説が大好き。シャーロック・ホームズは何度読んでも飽きない。
ラノベも毎晩、布団の中で読んでます。
理系だけど、文系的な楽しみも大切にしてます。
──好きなラノベのキャラクター
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ベル、フィン、ティオナ、シル、リュー、ヘスティア
田中
タナカ、エディタ、ソフィア、ファーレン、ゾフィー、エステル
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精霊幻想記
リオ、クリスティーナ、セリア、アリア、アイシア、サヨ、ギュスターヴ、浩太、リーゼロッテ、コゼット
キャラクターへの愛、語り出したら止まりません。
──推し(最推し)
声優:松岡禎丞さん
Vtuber:結城さくなさん、湊あくあさん
アーティスト:hydeさん
──この推しが好きだと言うには、今でもそれなりに勇気がいると思うんです
実際に、ちょちょいと鼻で笑われたこともあります。
それでも好きなものは好き。
そんな勇気を持つ人たちに、このブログを読んでほしい。
いい黒物家電に出会って、より作品に感動してほしい。
──失敗談も包み隠さず
ヤマハのサブウーファー、買って失敗しました。
重低音が想像以上に響く。壁が薄い家では、ボリュームをかなり絞らないといけない。
理解していたつもりでしたが、実体験でないとわからないことってありますよね。
こういう失敗談も、正直に書いていきます。
──ブログ名の由来
「ブラデバ」の由来は、ブラック×デバイス。
シンボルマークは、角と蝙蝠の羽が生えた黒猫の悪魔。
カッコ可愛くないですか? イラストレーターを使って私がデザインしました。
──このブログで大切にしていること
✅ 技術的に正しい情報(嘘・誇張なし)
✅ 可能な範囲で実際に使った・プレイした体験(実体験ベース)
✅ 初心者にも分かりやすく(専門用語は必ず解説)
✅ 失敗談も包み隠さず(リアルな情報提供)
✅ 感動を伝える(いい製品との出会いで人生が変わる)
「信頼できる情報源」であることを、何より大切にしています。
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黒物家電の技術的な深掘りから、ゲーム攻略、アニメ・ラノベ語り、推し活まで。
好きなものを、好きなだけ、正直に書いていきます。
いい製品は、感動を与えてくれる。
その感動を、誰かに伝えたい。
それが、このブログのすべてです。
よろしくお願いいたします!
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