LG 45GX950B-B|5K2K有機ELにAIが乗った。前モデルから変わった3つのこと

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モニター選びで盛大に失敗したことがありますか? 僕は結構あります。

「スペックは十分だし、まあこれでいいか」と妥協して選んだ27インチのIPSモニター。半年後、友人が使うOLEDの映像を見せてもらって言葉を失いました。自分の画面がどれほど「薄いグレー」で塗られていたか、そのとき初めて気づいた。

その後悔があるからこそ、今は知識がたくさんあるし、この45GX950B-Bを正直に見ていきたい。

LGが2026年6月11日に発売したこのモニターは、昨年から高評価を集めてきた45GX950A-Bの後継機。44.5型・5K2K・有機EL・800R湾曲というコア部分はそのままに、AIによる映像と音響の強化が加わった。33万円前後という価格は、「気軽に試せる」ものではまったくない。

だからこそ、スペックから読み取れる魅力と、発売後に確認したい懸念点を、ブラデバなりに正直に整理した。「前モデルからの乗り換えか」「今が買い時か」——あなたが自分で判断するための材料を、この記事に詰め込んでいる。

「有機EL vs 液晶 ゲーミングモニター選び方ガイド」






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基本情報|価格・発売日・主要スペック

44.5インチ UltraGear™ evo AI 5K2K(5120×2160)@165Hz+Dual Mode対応 DP2.1 有機ELゲーミングモニター

出典:44.5インチ UltraGear™ evo AI 5K2K(5120×2160)@165Hz+Dual Mode対応 DP2.1 有機ELゲーミングモニター(LG公式サイト)

2026年6月11日発売。執筆時点の実売予想価格は33万円前後。

Amazon・楽天市場での取り扱いは執筆時点で確認できていない。少なくとも現時点においては、LG公式オンラインショップでの購入が現時点のメイン経路になりそうだ。

主要スペックをざっと並べると:

項目45GX950B-B
パネル第3世代 MLA+ WOLED(有機EL)
画面サイズ44.5型(800R湾曲)
解像度5K2K(5120×2160)21:9
リフレッシュレート165Hz(Dual Modeで330Hz)
応答速度0.03ms(GtG)
最大輝度(HDR)1,300nit(ピーク)
色域DCI-P3 98.5%
主要端子DisplayPort 2.1 / HDMI 2.1 / USB-C(90W PD)
スピーカー7W+7W(前モデルは10W+10W)
新機能AI Upscaling / AI Scene Optimization / AI Sound
発売日2026年6月11日

「このデュアルモードって何?」と気になった人——5120×2160@165Hzと、解像度を下げた2560×1080@330Hzを手動で切り替えられる機能だ。画質全振りのときと、フレームレート全振りのときで使い分けられる、いわばモニターの「2枚持ち」。この価格帯でこの設計は、かなり珍しい。

「リフレッシュレートについて詳しくはこちら」


前モデル45GX950A-Bから何が変わったか

ここが、このモニターを語るうえで最も正直に書かなければならない部分だ。

変わったこと:

① AI Upscaling(AIアップスケーリング) 720pや1080pのコンテンツを「近5K2K相当の鮮明さ」に近づける機能。YouTubeやストリーミング配信、旧世代ゲームのテクスチャが、このパネル本来の解像感に近づいた状態で映せる可能性がある——とスペックからは読み取れる。どの程度リアルに機能するかは、発売後の実機確認が必要だと思っている。

② AI Scene Optimization(AIシーン最適化) 画面に映っているコンテンツを自動認識し、映画・ゲーム・スポーツなどに応じて映像設定を自動調整する。「毎回ゲームモードに切り替えるのが面倒」という人には地味に便利かもしれない。

③ AI Sound 同じく映像コンテンツに応じて音響設定を自動最適化。ただしこれは後述の懸念点とセットで考えたい。

変わらなかったこと(パネル・コアスペック):

パネルは前モデルと同じ第3世代WOLED(MLA+)。解像度・リフレッシュレート・応答速度・輝度・色域、接続端子まで、スペック表の数字は揃っている。「実質同じ製品にAIを乗せただけ」という見方も、正直なところ否定しきれない。

前モデルの45GX950A-Bを所有している人が乗り換える動機になるかどうか——それは「AIアップスケーリングにどれだけ価値を感じるか」ひとつにかかっていると思う。


5K2K有機ELが日常をどう変えるか

「5K2KのOLEDって、実際どう変わるの?」という問いに、スペックから読み取れる範囲で答えたい。

作業が「広い一枚絵」になる感覚

5120×2160という解像度は、一般的な4K(3840×2160)よりさらに横に広い。16:9の27インチモニター2枚分に近い表示領域が、1枚の画面に収まるイメージだ。動画編集のタイムライン・Discordのチャット・ゲームのミニマップを同時に並べながら、「画面の端まで目線を動かさなければいけない」という疲労が減る可能性がある。

OLEDの黒は、IPSの黒とはまったく別物

液晶パネルは、黒い画素にもバックライトの光が漏れる。有機ELは黒い部分が「完全に消灯」する構造のため、暗い場面での静粛さが液晶とは次元が違う。深夜のホラーゲームや、映像美にこだわったRPGで、その差は特に顕著に出る。1,300nitのピーク輝度も加わって、明暗の振れ幅が液晶では出せない水準になる——とスペックから読み取ることができる。

800Rの湾曲と44.5型の組み合わせ

曲率800Rは、視点から約80cmの距離でちょうど視野を包む湾曲半径。44.5型という大きさと合わせると、「モニターに囲まれる感覚」に近くなる。デスクの奥行きが60cm未満だと少し窮屈に感じる可能性もある。設置環境の確認を忘れずに。


正直な懸念点

信頼して読んでもらうために、気になっている点も隠さずに書いておく。

① スピーカーが10W+10W → 7W+7Wに退化している

AI Soundで音を最適化しながら、出力はむしろ下がった。モニタースピーカーとして積極的に使いたい人には逆風かもしれない。発売後の実機レビューで確認して欲しい。AI Soundによるクリアなサウンドと記載されているとはいえ、あまり音質への期待はしない方が無難だ。

② 第3世代WOLEDで、最新の第4世代(Tandem OLED)ではない

同じLGのラインナップに32GX870B-Bというタンデム OLEDの新機種がある。輝度性能ではタンデム構造が有利と言われているが、45型ウルトラワイドでは現時点でタンデム版が存在しない。これは製品の制約であって欠点ではないが、「最新のパネル技術」という触れ込みでは語れない点は覚えておきたい。

③ 33万円という価格の是非

前モデル45GX950A-Bとほぼ同価格帯での登場。AIアップスケーリングに33万円の価値を見出せるかどうかは、正直、発売後の実際の動作を見てから判断したい。

④ Amazon・楽天での取り扱い未確認(執筆時点)

ポイント還元・保護フィルムとのセット購入など、Amazonや楽天を経由したい人は今後の展開を確認しておきたい。


こんな人におすすめ/向いていない人

向いている人:

  • 現在フルHDやWQHD液晶を使っていて、映像の「深さ」や「広さ」に不満を感じている
  • 動画編集・ゲーム・ストリーミング視聴を1枚で完結させたい
  • 165Hzの滑らかさと、映像美を両立させたい
  • 前モデル45GX950A-Bが高評価なのを知った上で、AIプラスαの最新版が欲しい

「FPS特化の選び方はこの記事へ」

向いていない人(正直に):

  • 前モデルの45GX950A-Bをすでに所有している → AIアップスケーリング目当てでなければ乗り換えの動機は薄い
  • FPS専門で競技志向が強い → 5K2Kの描画負荷を考えると、小型高リフレッシュ機のほうが合っている可能性がある
  • 予算が20万円以下 → 同じOLEDでも同社の小型モデルや他社製品に有力な選択肢がある
  • スピーカーをしっかり使いたい → 外部スピーカーやサウンドバーの追加を前提に考えたほうがいい

「自分はどのタイプですか?」——どちらに当てはまるかを確認してから、次のステップへ。


比較表(前モデルとの比較)

項目45GX950A-B(前モデル)45GX950B-B(新モデル)
パネル第3世代 MLA+ WOLED同じ
解像度5K2K @165Hz / 2560×1080 @330Hz同じ
応答速度0.03ms同じ
ピーク輝度1,300nit同じ
色域DCI-P3 98.5%同じ
AI Upscalingなしあり
AI Scene Optimizationなしあり
AI Soundなしあり
スピーカー10W+10W7W+7W(ダウン)
実売価格(執筆時点)値下がり傾向33万円前後
発売日2025年2026年6月11日

発売後に確認したいポイント

  • AI Upscalingの実際の映像改善効果(特にゲーム・ストリーミングでの体感差)
  • AI Soundの実用性(スピーカー出力が7Wに下がった影響との兼ね合い)
  • AI Scene Optimizationの切り替えタイムラグ・誤認識の有無
  • 前モデルとの実機横並び比較での映像差
  • 長時間使用時の有機EL焼き付きの実態(前モデルの知見が参考になる)
  • Amazonや楽天など国内販売店の価格競争状況

FAQ

Q. 45GX950A-Bと45GX950B-Bは何が違うの? A. パネルやコアスペックは同じです。新モデルBはAIアップスケーリング・AIシーン最適化・AIサウンドの3機能が追加されました。一方でスピーカー出力は10W+10Wから7W+7Wに下がっています。

Q. PS5やPCで使えますか? A. HDMI 2.1とDisplayPort 2.1を搭載しているため、PS5・PC(RTX/RX世代)ともに接続できます。ただし5K2K@165Hzをフルに活かすには、それなりのGPU性能が必要です。PS5は最大4K@120Hzのため、5K2Kの全解像度は活用できません。

「PS5向けのモニターについてはこちら」

Q. 前モデル45GX950A-Bを持っていますが乗り換えるべき? A. AI Upscalingの映像改善が「33万円の価値がある」と感じるかどうかで判断してください。スペックから読む限り、前モデルに不満がない人への積極的な乗り換え理由は薄いと見ています。発売後の実機評価が揃ってから判断するのが安全です。

Q. AI Upscalingって何ができるの? A. 低解像度のコンテンツ(720p・1080pなど)を、AIがこのモニターの5K2Kに近い見え方に補完する機能です。実際にどの程度改善されるかは発売後の実機確認が必要ですが、旧世代ゲームやネット配信映像の見え方が変わる可能性があります。

Q. この価格帯でほかの選択肢はある? A. 同じLGの32GX870B-Bは23万円前後で、最新のTandem OLED(第4世代)を採用した4K@240Hzのモデルです。「ウルトラワイドにこだわらない」「最新パネル技術を試したい」ならそちらも選択肢に入ります。


まとめ

LG 45GX950B-Bを一言でまとめると、「前モデルの完成度を引き継ぎ、AIを乗せたアップデート版」。

結論をまとめると:

  • コアスペックは前モデル継承——パネル・解像度・輝度・色域は変わらず、依然として最高峰の水準
  • AIアップスケーリング・シーン最適化・サウンドが追加——旧コンテンツや自動最適化の恩恵を受けたい人には実質的な価値がある
  • スピーカー出力は退化(10W→7W)——外部スピーカーを前提にした方がいい
  • 前モデルオーナーへの乗り換え動機は薄め——AI機能の体感差が出るかどうか、発売後の評価を待つのが賢明

もう一度チェックリスト:5K2Kウルトラワイドの没入感が欲しいか。AIアップスケーリングに価値を感じるか。33万円を今この製品に投じる理由があるか。

この3つがYESなら、発売日の今日が判断の出発点になる。

投稿者プロフィール

宝居すい
宝居すい黒物家電マニア×ゲーマー
はじめまして、すいと申します。

テレビ、PC、モニター、キーボード、マウス、スマホ、ゲーム機…
黒物家電が好きすぎて、「あほみたいに詳しすぎる」とよく言われます。


── 「感動を伝えたい」

このブログを始めたきっかけは、18歳の時の出会いです。

お菓子工場でバイトしていた頃、仲良くなったおじさんに誘われて家に遊びに行きました。
そこには、スピーカー、アンプ、サラウンドサウンドで作られた「音響の部屋」がありました。

映画館なんて目じゃないほどの感動。

その時の衝撃が、今も忘れられません。
「いい製品は、こんな感動を与えてくれるんだ」

このブログを通じて、あの時の感動を、誰かに伝えたい。
それがすべての原点です。

──このブログについて

「技術的に正しくて、実際に役立つ情報」を発信してます。

量子ドットの発色原理、HDMIの帯域幅、スピーカーのS/N比…
マニアックな知識を、初心者にも分かりやすく。

実際に使った製品のレビュー、ゲーム攻略、失敗談も包み隠さず書いてます。

ブログ歴は10年以上。長く続けてこられたのは、「誰かの感動に繋がる」と信じているから。

──黒物家電への深すぎる愛

完全に理系人間です。物理、化学、数学が好きすぎて、〇大の問題を解くのが好きだったほど。

特にナノテクノロジーに心が躍ります。

量子ドット技術に出会った時の感動は、今も忘れられません。
ナノ粒子サイズで発光波長を制御できる美しさ。LGのNanocell技術を知った瞬間、心が震えました。

遺伝子改変、GPU、ナノデバイス…未来のナノ技術の本を読み漁る日々。
関連する小説まで書いたことがあるほど、ナノの世界に魅了されてます。

──専門知識(たっぷりあります)

- DisplayHDR規格:色深度、色域、コントラスト比
- HDMI:最大データレート、バージョン別の違い
- スピーカー:ドライバーユニット、振動板の素材、S/N比、THD+N

「普通の人が知らない技術的な話」を、分かりやすく解説するのがこのブログのテーマです。

──音へのこだわり

技術への愛の中でも、特に音へのこだわりは強いです。

SteelSeries Arctis Nova Proに出会った時、「これだ!」と思いました。

GameDACに搭載されたESS製ハイクオリティDAC。
SNR 111dBという、ゲーミングデバイスの性能を著しくオーバーするクリアなサウンド。
北欧デザインのシンプルな美しさ。

すべてが完璧でした。

──忘れられない感動体験

FPSゲームでキャラクターが背負うバックパックのチャーム。
その音が、後ろから聞こえた瞬間。

ノイズが少ないと、こんな些細な音まで聞こえるんだ。
開発者のこだわりが、音で伝わってくる。

ニーアオートマタでは、ヨルハ部隊の3人の女性が会話する目の前を通り過ぎた時。
誰が話しているのか、声の方向でしっかり感じられた。

この感動を、誰かにも味わってほしい。

──好きなゲーム(RPG/アドベンチャー/しにゲー)

くにおくんのドッジボールのようなレトロゲーも好きですが、なにより、ニーアオートマタに魅了されました。

ニーア オートマタ、FF15、ゼルダBotW/TotK、Ghost of Tsushima、SEKIRO

FF15は賛否ありますが、挑戦的な試み、戦闘システム、アーデン・アラネア・イリス・ゲンティアナといったキャラクターが好きでした。

──RPG好きになった理由

実は子供の頃、家が貧しくてゲームを買えませんでした。
友達が持ってくるゲームソフトを、横で見てるだけ。

特にRPGは一緒にプレイできないので、所々見てるだけ。
友達が帰ると、ゲームも持ち帰ってしまう。

だからこそ、RPGに憧れたんだと思います。

──読書家でもあります

毎日欠かさず読書してます。

推理小説が大好き。シャーロック・ホームズは何度読んでも飽きない。
ラノベも毎晩、布団の中で読んでます。

理系だけど、文系的な楽しみも大切にしてます。

──好きなラノベのキャラクター

ダンまち
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田中
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SAO
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精霊幻想記
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キャラクターへの愛、語り出したら止まりません。

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実際に、ちょちょいと鼻で笑われたこともあります。

それでも好きなものは好き。

そんな勇気を持つ人たちに、このブログを読んでほしい。
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ヤマハのサブウーファー、買って失敗しました。

重低音が想像以上に響く。壁が薄い家では、ボリュームをかなり絞らないといけない。
理解していたつもりでしたが、実体験でないとわからないことってありますよね。

こういう失敗談も、正直に書いていきます。

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